鯱粘土型検査

去る5月29日、富山県高岡市の作業場において、鯱の粘土型検査を行いました。

御楼門の鯱は、『鹿児島県史料 名越時敏史料四」に唐金(青銅製)のものに掛け替えたとの記録に基づき青銅製とし、古写真に写る姿を元に復元します。

2体製作し、大棟(屋根の一番高いところ)に据えます。
実際の製作では、まず図面に合わせ、鋳物師さんが粘土で型を製作していきます。
(鯱の大きさは約1.8mもあるので、型は1/6スケールで製作します。)

鋳物師さんが製作した鯱を、工事の監督員(鹿児島県担当者)と監理者の立会いのもと、専門家の先生方が細かいチェックをしていきます。

パソコンに写し出された御楼門の古写真と見比べながら、胴体の反り具合や鰭の大きさや角度等、細かいところを修正していきます。

 

こちらが修正したものです。
最初の写真と比べると 尾鰭(おひれ)の大きさとバランス、胸鰭(むなびれ)の角度、胴体の反り具合、額の凹凸、目玉の大きさ等が変わっています。

口を開けた阿(あ)、口を閉じた吽(うん)で製作します。

今回製作した型を元に、実際の大きさの金型を作り、鋳造します。
でき上がりが楽しみです。

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