現場建方

鶴丸城御楼門建設工事 待ちに待った建方が、6月10日よりいよいよ始まりました。
地元鹿児島県の大工さんを含め、総勢20名の宮大工さんが作業します。
岐阜県関市の作業場での組立て作業のリハーサルと同様、現地にドック(作業台)を 設置し、木材を寝かせた状態で、柱と貫を組み込んでいきます。
さらに、柱位置を固定するため、仮の貫や筋交いを取付けます。

 

脇柱(長さ約6メートル)2本と寄掛柱1本に貫を3箇所通し、一つの部材として、合計すると重さ約7.5トンもの材料をクレーンでゆっくりと吊り上げ、起こしていきます。

 

柱をぶつけない様に、足場と足場の隙間を、クレーンの運転手さんと宮大工さんが、息を合わせて慎重に建て込んでいきます。

 

北側 南側 2列目 3列目と同じ作業を繰り返し、柱を3箇所の貫で繋いでいきます。
貫と貫穴の位置をピッタリと合わせ、貫穴に枘(ホゾ)を差し込んでいきます。

 

脇柱と寄掛柱の建込みが終わり、中央の鏡柱(断面寸法 88cm×66.7cm)を建込みます。

 

全ての柱を建て終わると、柱と貫の間に羽目板(耐力壁)を入れていきます。
柱と貫に羽目板の厚み分の溝を彫り、その中に羽目板を嵌め込んでいきます。
大きな地震にも耐えられるよう、隙間なく羽目板を嵌めていきます。

 

全ての柱が建ち並び、羽目板を入れ終えると
次は、正面の通りの柱の上に重さ約7トンもの冠木(かぶき 75.8cm×88cm)を乗せます。

 

中通りの端の柱上には敷梁(しきばり 直径80cm~1m、重さ約4トン)を乗せます。

 

背面通りの中央部には、直径約90cm 重さ約6トンの敷梁(しきばり)が乗ります。
敷梁の表面には、釿(ちょうな)仕上げが施されています。

 

敷梁の両側を木タコで叩いて、柱の枘(ほぞ)に差していきます。

 

次に冠木と敷梁の上に、2階部分を支える桟梁(さんばり 45.5cm×54.5cm)を乗せます。

 

追掛大栓継(おいかけだいせんつぎ)で継がれた桟梁(さんばり)は、冠木と敷梁に加工した渡りアゴに引っ掛ける様に乗せていきます。

 

妻側の桟梁は、冠木と敷梁に掛け渡す桟梁に、枘を差し込みながら納めていきます。

 

桟梁が全て組み終わり、1階部分が出来上がりました。
引き続き、2階部分の組み立てが始まります。
お楽しみに!!

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