左官工事(竹小舞)

8月19日より、左官工事(漆喰塗部分の竹小舞下地掻き)が始まりました。
※見学者通路から見ることができる部分です。

長さ7m約1200本の丸竹が現場に搬入されました。
現場で、これだけの数の丸竹を見る事はめったにありません。

丸竹(直径30mm~40mm)を必要な長さに切り、棕櫚縄(しゅろなわ)を手作業で巻き付けていきます。

御楼門の壁は厚い(約22センチ)ので、丸竹で施工します。
棕櫚縄を巻き付けた丸竹と、縄を巻かない丸竹をつくります。

縄を巻きつけた竹と縄を巻かない竹を、壁面位置に揃え交互に並べていきます。
交互に並べた竹を、貫に藁縄(わらなわ)で縛って止めていきます。

次に、棕櫚縄を巻いた横竹を、竪竹に縛って止めていきます。
柱には、釘で打ちつけて止めています。

妻壁は、壁の厚さがあまり厚くないので、割竹を使用します。
住宅の壁と同じ工法です。

破風(はふ)と裏甲(うらごう)には、棕櫚縄を巻きつけた割竹を、打ちつけていきます。
土が良く引っ付くようにします。

妻壁の外側には、割竹を横方向に縛って止めていきます。

軒先の裏甲も破風と同じ様に、棕櫚縄を巻いた割竹を付けていきます。

内側の壁には、棕櫚縄を巻いた横竹を竪竹に縛って止めていきます。
これで、横竹・竪竹・横竹と、三重になりました。

壁の外側は、土を何重にも塗り重ねていくので、壁厚が厚くなります。
土を塗り重ねていく時に、土が下がって剥げ落ちない様、土をしっかりと付けていくために、下げ縄を取り付けます。

竹小舞下地の完成です。
いよいよ、荒壁土を付ける準備が整いました。

屋根工事(土居葺)
屋根工事(平瓦葺)※記名瓦葺き動画