屋根工事(降棟・隅棟積み)

11月15日より、上層屋根で降棟(くだりむね)鬼瓦の取付が始まりました。

大棟鬼と同様に、台風や地震などで転げ落ちないよう、裏側から銅線やステンレス線で引っ張って固定します。

降棟鬼は、南東・北西又は正面側・背面側というように、対角又は前後で阿吽(あうん)の顔が入れ替わります。

肌熨斗(はだのし)瓦を屋根の反りに合わせて、降棟鬼から大棟まで並べていきます。

降棟は鬼際で、反り上げるように熨斗瓦を積んでいくため、削ぎ熨斗瓦を入れて棟積みの段数を変えていきます。

削ぎ熨斗瓦で、鬼際の熨斗瓦の段数を調整したら、後は割熨斗瓦を積んでいきます。

いい感じの曲線になってきました。
熨斗瓦積みのために使用した、南蛮漆喰(なんばんじっくい)が乾いて固まるまで木製の楔(くさび)を熨斗瓦の隙間に入れ、固定します。

棟積みに使用した南蛮漆喰が固まったので、更に素丸瓦を乗せ、鬼瓦の上には、鳥衾(とりぶすま)瓦を乗せ、大屋根降棟の完成です。

次に、隅棟(すみむね)鬼を据え付けます。

今度は、隅棟鬼から降棟に向かって、熨斗瓦を積んでいきます。

隅棟も降棟と同じ様に積んでいきます。
素丸瓦の間に、蟹面戸(かにめんど)瓦を据え、肌熨斗瓦を葺きます。

隅棟の肌熨斗瓦の下には、大棟の方から流れてきた水が、軒先から流れ出るように、トンネルのような細工をします。
水が溜まったら大変ですからね。

隅棟も降棟と同様、鬼際で反り上げるように熨斗瓦を積んでいくため、削ぎ熨斗瓦を入れて、棟積みの段数を変えていきます。

熨斗瓦の上に、素丸瓦と鳥衾瓦を乗せていきます。
大屋根隅棟積みが完了しました。

大屋根の棟積みを施工している間に、下層屋根や出窓部分の施工も進んでいます。

屋根工事の続きは、鯱(しゃちほこ)取付工事の時にお知らせします。

屋根工事(鬼瓦・棟積み)
左官工事(木部中塗)