木工事(番所建方)

予定より早く、12月6日から番所の建方が始まりました。

番所とは、警備や見張りをする番人が詰めるために設けられた施設。

御楼門の番所には、桧材が使用されます。
柱と柱の間に壁板を嵌めこみながら、建てていきます。
番所の柱は、大きさが27.3cm角で、一般の住宅のものと比べてもかなり大きいです。

 

柱が三方とも建ち上がり、御楼門の本体に取り付きました。

番所の柱の上に桁を乗せ、桁には棟を受ける梁を掛け渡します。
梁には、御楼門本体と同じ様に手釿(ちょうな)仕上げを施しています。

梁の中央部に棟束(むなづか)を建て、隅木(すみぎ)を枘(ほぞ)差しして止めます。
だんだんと番所の形が出来上がってきました。

棰木(たるき)・茅負(かやおい)・裏甲(うらごう)を納め、軒先を造っていきます。

妻の破風を受ける差棟(さしむね)・差桁(さしげた)を取付けます。

差棟・差桁に破風を取り付け、野棰木(のだるき)を取り付けていきます。
だんだんと屋根の形が出来上がってきました。

破風の上には裏甲(うらごう)を乗せ、大屋根と同様、箕甲(みのこう)を設けます。
次に、野地板(のじいた)を張ると、番所屋根の完成です。

番所の作業と並行して、御楼門一階部分の床組も行っています。
床を支えるための、大曳(おおびき・13.5cm×18.2cm)や根太(ねだ・10.6cm×10.6cm)を取付けました。

御楼門一階部分は、床板(桧材 厚さ3cm)を張ります。
床板の乾燥が進み、床板に隙間が生じても、隙間から床下が見えないように板の合わせ目を合い決り(ジャクリ)にして、和釘(写真右下)で止めていきます。

次の工程は、屋根工事(土居葺 どいぶき)になります。

左官工事(木部中塗)
鶴丸城御楼門建設⼯事に係る見学者通路の供用終了について