左官工事(軒裏・裏返し・下げ縄)

10月23日より、軒先及び軒裏の漆喰(しっくい)塗り工事が始まりました。

軒先や軒裏は、塗り厚が厚くないので、土を使わずに、棕櫚(しゅろ)縄を巻いた割竹に、下地から直に砂漆喰(すなじっくい)を塗ります。

砂漆喰は、糊が混ざっており、木部に良く引っ付き、土を使うより軽くて、乾燥も早く、しかも丈夫です。

軒先の下塗りが終わりました。
乾燥した後に、もう一度 砂漆喰で、中塗りをします。

裏返し工程を行います。
9月下旬に外側から押し込む様に付けた荒壁土が、良く乾燥しているので、今度は内側からコテで、外側からの荒壁土と一体になるように、塗り込んでいきます。

壁を上から見ると、先に付けて乾いた外側と、新しく付けた内側の土が、よく引っ付いています。

下塗りが乾いたので、中塗りを行います。
茅負(かやおい)・裏甲(うらごう)・棰木(たるき)の角部をはっきりと出すために、定規を当てて、砂漆喰を塗っていきます。

定規を外すと、きれいに塗り上がっています。

2階外壁は、付け送りをします。
付け送りとは、壁土を少しずつ段階的に塗り重ねて付けていくことを言います。
一旦、薄く塗った土に、下げ縄を放射線状に塗り込んでいきます。

更に、縄が隠れるように、土を塗ります。

次の工程に入るまで、よく乾かします。

妻壁の破風や裏甲は、軒裏と同様、砂漆喰にて下塗りをします。

出窓部分も同様に、砂漆喰で下塗りをします。

次は、横縄流し・藁(わら)流し・中塗り・上塗りと進んでいきます。

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